サントリー美術館

狩野元信は室町時代に活躍した狩野派の確立者です。元信は中国絵画の名家たちの「筆様」を整理・発展させ、真・行・草の三種の「画体」を生み出します。そして、その「型」を弟子たちに学ばせることで、集団的な作画活動を可能にしました。また、父・正信が得意とした漢画に加えて、やまと絵の分野にも乗り出し、広い需要に応えました。本展では元信の画業を中心に、狩野派が組織として大きく成長していく様子をご紹介します。

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六本木開館10周年記念展
天下を治めた絵師 狩野元信

2017年9月16日(土)~11月5日(日)

※作品保護のため、会期中展示替をおこないます。
※各作品の出品期間は、出品作品リスト(PDF) をご参照ください。

狩野元信(1477?~1559)は、室町時代より長きにわたり画壇の中心を担ってきた狩野派の二代目です。狩野派とは、血縁関係でつながった「狩野家」を核とする絵師の専門家集団であり、元信は始祖・正信(まさのぶ・1434~1530)の息子として生まれました。元信は極めて卓越した画技を持ち、その作品は歴代の狩野派絵師の中で最も高く評価されていました。また、工房の主宰者としても優れた能力を発揮した元信は、孫・永徳(えいとく・1543~90)や永徳の孫・探幽(たんゆう・1602~74)などへとつながる、それ以後の狩野派の礎を築きました。幕府の御用絵師となった狩野派は、日本絵画史上最大の画派へと成長していきますが、その繁栄は元信なくしては語れません。

狩野派の台頭を支えた大きな要因のひとつに、「画体(がたい)」の確立があります。従来の漢画系の絵師たちは、中国絵画の名家(めいか)による手本に倣った「筆様(ひつよう)」を巧みに使い分け、注文に応えましたが、元信はそれらの「筆様」を整理・発展させ、真・行・草(しん・ぎょう・そう)の三種の「画体」を生み出します。そして、その「型」を弟子たちに学ばせることで、集団的な作画活動を可能にしました。襖や屛風などの制作時には弟子たちが元信の手足となって動き、様式として揺るぎ無い、質の高い大画面作品を完成させました。

また、父・正信は中国絵画を規範とする漢画系の絵師でしたが、元信はさらにレパートリーを広げ、日本の伝統的なやまと絵の分野にも乗り出します。濃彩の絵巻や、金屛風の伝統を引き継ぐ金碧画(きんぺきが)など、形状・技法の導入に加えて、風俗画や歌仙絵など、やまと絵の画題にも積極的に挑戦しました。とくに、それまでやまと絵系の絵師や町絵師が主導していた扇絵制作には熱心に取り組んでいます。

和漢の両分野で力を発揮し、襖や屛風などの大画面から絵巻や扇絵といった小画面にいたるまで、多様な注文に素早く対応することで、元信工房は多くのパトロンを獲得していきました。狩野派は元信の時代に組織として大きく飛躍したといえます。本展では、元信の代表作を中心に、その幅広い画業をご紹介します。また、元信が学んだ偉大な先人たちの作品も合わせて展示し、人々を魅了した豊かな伝統の世界を浮き彫りにします。

会期

2017年9月16日(土)~11月5日(日)

※作品保護のため、会期中展示替をおこないます。
※各作品の出品期間は、出品作品リスト(PDF) をご参照ください。

開館時間

10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)

※金・土、および9月17日(日)、10月8日(日)、11月2日(木)は20時まで開館
※9月30日(土)は「六本木アートナイト2017」のため22時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※shop×cafeは会期中無休

休館日

火曜日

※10月31日は開館

入館料
一般 当日 ¥1,300 前売 ¥1,100
大学・高校生 当日 ¥1,000 前売 ¥800

※中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介護の方1名様のみ無料
※9月30日(土)は六本木アートナイトのため一律500円(一般、大学・高校生共通)
[チケット販売場所]
サントリー美術館(火曜日、展示替え期間中を除く)
チケットぴあ:Pコード 768-476(前売・当日券共通)
ローソンチケット:Lコード 34104(前売・当日券共通)
セブンイレブン:セブンコード 056-284(前売・当日券共通)
イープラスにて取扱い
※プレイガイドでの販売は一般券のみ
※前売期間は2016年8月1日(火)から9月15日(金)まで
※サントリー美術館受付での前売券販売は8月1日(火)から8月31日(木)までの開館日

割引

◇100円割引
・ホームページ限定割引券提示
・携帯/スマートフォンサイトの割引券画面提示
・あとろ割:国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示
・20名様以上の団体

※他の割引との併用はできません

音声ガイド

¥500 (英語版もございます)

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