美しい、と感じるこころは、だれもがもっています。私たちは、毎日の生活の中で美を味わい、愉しんできました。絵や彫刻だけが美ではない。日常使う道具や調度に美を感じる。庭の石や植栽にも、人の立ち居振る舞いにも美を感じる。この国独特の美に対する感受性に守られ、育てられてきた名作、名品があります。そんな「生活の中の美」を、ひとりでも多くの方に愉しんでいただきたい。それが、1961年の開館以来、変わることのない私たちの思いです。
「美を結ぶ。美をひらく。」これは、六本木に移転して以来のサントリー美術館のミュージアムメッセージです。たとえば、古きものと新しきものを結ぶ。中世や近世、近代といった時代の枠組みに縛られずに美と美を結ぶ。たとえば、東と西を結ぶ。国や民族といった文化の境界にとらわれずに美と美を結ぶ。自由に大胆に結ぶことから、新しい発見がひらかれる。知的感動がひらかれる。結ぶことで人と美に新しい関係をひらいていきたい。「結ぶ」と「ひらく」。ふたつの言葉にこめた思いを、私たちの活動の柱といたします。
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