日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

ニュウナイスズメ

ニュウナイスズメ

全長 14㎝ 渡り区分 夏鳥/冬鳥
環境 農耕地/森林
茶系/白系/黒系 季節 春/夏/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

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清少納言も見ていた“頭赤き すずめ”
皇居に生息で入内(にゅうない)

全長14㎝。スズメよりほんの少し小型。オスは頭から背、腰などに赤味のある褐色。背には黒い縦斑があります。喉に小さな黒色はありますが、スズメのように頬に黒斑はありません。夏羽では、くちばしは黒色。メスは頭から背が褐色で、眉斑がはっきりあります。オスのように喉に黒斑はなく、くちばしも淡色。「チュビッ」と聞こえるスズメより濁り気味の声を出します。


アジア大陸の温帯に分布・繁殖していて、北のものは冬に南へ移動します。日本では本州中部以北の山地の林、北海道では平地の林、林縁で繁殖しています。冬期は雪の降らない地方、主に西日本の、農耕地・水田などで採餌し、樹上をねぐらにしています。繁殖期以外は群になっていることが多く、数十、数百羽の群もよく見られます。繁殖期には昆虫類をヒナに与えていますが、それ以外は草本の種子を主食にしています。


枕草子に“頭赤き すずめ”として出ています。皇居に入れるので入内(にゅうない)なのでしょう。

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