日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

シノリガモ

シノリガモ

全長 42㎝ 渡り区分 冬鳥/留鳥
環境 河川・湖沼/海
茶系/白系/黒系/赤系/青系/灰系 季節 春/夏/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

音の再生時のお願い

音の再生は、野鳥が仲間の鳴き声と間違う恐れがあるため、屋外での再生はご遠慮ください。
音声を聞く場合は、ボリュームを抑えるかイヤホンで聞いてください。 音を消したい場合は、もう一度タップクリックしてください。

  • 鳴き声は一例です。鳥によって地方差や個体差があり、また異なるバリエーションで鳴く鳥もいます。
  • スマートフォンの機種によっては、音が聞こえにくい場合があります。

夏は渓流で子育て 
冬は海の荒波を潜って暮らす

全長42㎝。オスは全体がほぼ黒味のある青色で、顔から体に大小長短の白色斑をいくつも持っています。脇腹は大きく赤褐色。メスは黒褐色で、腹は淡色。顔には白斑が3つ(片側に)あります。「グァッ グァッ」と聞こえる声で鳴きます。


アジア大陸・北アメリカ大陸・グリーンランドなどの北部に分布・繁殖し、冬期には温帯に渡っています。日本では主に冬鳥として渡来し、本州中部地方以北の、波の荒い磯のある海岸に生息していることが多いのですが、漁港などでもよく見られます。人工の磯?と思える消波ブロック近くで見ることもあります。10羽以下の小群で見ることが普通です。


食物は潜水し、小型の貝類、小型のカニ類、トビムシ、フジツボ、ウニ類、魚卵(北海道では鮭の卵が多い)などを探し食べています。繁殖地は山地の河川上中流部で、大きな石がゴロゴロしている場所の隙間に営巣しています。日本では、北海道と東北地方で営巣が知られています。ヒナの世話は、他のカモ類と同様、メスが受け持っています。

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