日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

タヒバリ

タヒバリ

全長 16cm 渡り区分 冬鳥
環境 農耕地/草地
茶系/白系/黒系/赤系/灰系 季節 春/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

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名前にヒバリとつくけれど セキレイの仲間 
地味な色は農耕地に同化

全長16㎝。全体は褐色で地味な色彩の、セキレイの仲間。背から翼の上面は灰褐色、あるいは暗褐色。体の下面は淡い黄褐色。胸、脇に縦斑があります。脚はうすい橙色で長め、後指の爪も長め。
地面を歩く時は、脚を交互に出し、その時に尾を上下に振ります。「ピィーッ ピィーッ」とか「ピィッ ピィッ」と細い声で鳴き、飛立ちの時にこの声を出します。飛行時は波形に飛びます。
ユーラシア大陸の中部・北部、北米大陸北部に分布・繁殖し、アジア、アフリカ、北米の温帯地域へ渡って越冬しています。日本には冬鳥として渡来し、雪の降らない地方で越冬します。稲を刈り取ったあとの水田、湿地、池沼畔、畑地、川原、草地などの環境で見ることが多い鳥です。海岸では見ることの少ない種。
昆虫類を食べる他、ツユクサなど草本類の種子を好み、稲、麦などの落ち穂も食べています。体の大きさ、色彩、地上を歩く姿、などがヒバリに似ていて湿地・水田(刈跡)などでよく見られることから、タヒバリの名がついています。

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