全長63㎝。アビ目の水鳥。冬羽では、頭から首の後ろ側、背から尾にかけて灰黒色で、頭は灰色味があり、背は黒味が強い。顔の下半分から首の前方、胸、腹など下面は白色です。夏羽では、顔から首が灰色になり、首の前が縦にネクタイをしたように赤褐色になります。くちばしはやや上向きに反って見えます。脚は体の後方についていて、遊泳・潜水には優れていますが、地上では腹をすりながらやっと前方へ進む程度です。潜水して小魚類を餌にしています。飛行は直線的で、海上の高さ5~10m程度のところを真っ直ぐに早いはばたきで飛びます。「アァーッ」とか「ツァーン」などと聞こえる鳴き声。
ユーラシア大陸北部、北米大陸北部に分布・繁殖し、池沼畔、海岸など水辺から近い草地に巣を造りますが、日本での繁殖例はありません。冬鳥として渡来し、九州以北の海上で見ることができます。
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