日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

ミヤコドリ

ミヤコドリ

全長 45cm 渡り区分 冬鳥
環境 河川・湖沼/海
白系/黒系/赤系 季節 春/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

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日本の古典文学に登場する「都鳥」は、
私じゃなくて、ユリカモメらしい・・・。
私が正真正銘「ミヤコドリ」なのにね。

全長45cm。赤白黒の目立つ色彩のチドリの仲間、メスオス同色です。頭から背、翼の上面は黒色で腹は白色。飛行時には翼に太い白帯が出るほか、腰は白色。尾も白く、黒い帯があります。くちばしは赤色で、太く見えますが、正面から見ると上下くちばしとも横から押されたように薄い形。脚は桃赤色。群性があり、同種でばかり群をつくっていることが多いように思います。ユーラシア大陸中部と極東部の沿岸に分布・繁殖しています。日本では冬鳥で、主に干潟や砂地の海岸に渡来します。二枚貝類を主食にしていて、捕えた貝を砂地に立てて、薄いくちばしでこじあけて中身を食べています。
古く在原業平に「名にしおはば  いざこと問はむ みやこどり 我が思う人は ありやなしやと」と謡われ、"都鳥"と言われてきたのはユリカモメです。墨田川辺のことでしたから、現在は東京都の鳥として親しまれています。

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