日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

イソシギ

イソシギ

全長 20cm 渡り区分 留鳥
環境 市街・住宅地/河川・湖沼/海
白系/灰系 季節 春/夏/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

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腰を上下にフリフリ水辺を歩く 
白い食い込みがトレードマーク

全長20cm。頭から背、翼の上面は緑褐色で、胸の脇は灰褐色。喉、腹は白色。翼をたたんだ時の翼角に白色が食い込んで見え、よく目立ちます。翼を震わせるような飛び方をよく行い、翼を広げると上面に白帯が現れます。脚は緑黄色。歩くときに腰を上下に振るので、その行動で本種と判ることもあります。湿地や泥地の虫類や小魚など小さな動物を食べています。「チーリーリーリー」と細く特徴のある声でさえずります。イギリスから日本にかけてユーラシア大陸北部に広く分布しています。日本では全国で繁殖していますが、北日本では夏鳥です。河川、池沼畔、時に海岸にも出現します。日本では淡水域に多く見られ、海岸で見ることは比較的少ないので、「磯鷸(イソシギ)」の名は、生息地を現している種名とはいえないようです。

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