日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

クロアシアホウドリ

クロアシアホウドリ

全長 80cm 渡り区分 夏鳥
環境
茶系/黒系/灰系 季節 春/夏/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

音の再生時のお願い

音の再生は、野鳥が仲間の鳴き声と間違う恐れがあるため、屋外での再生はご遠慮ください。
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  • 鳴き声は一例です。鳥によって地方差や個体差があり、また異なるバリエーションで鳴く鳥もいます。
  • スマートフォンの機種によっては、音が聞こえにくい場合があります。

北太平洋で2番目に大きい海鳥

全長80cm。翼をひろげるとおよそ200cmになります。全身暗褐色で、額と目の下が白色です。成鳥になれば、腰の下や足の付根あたりが白くなるものもいます。体の割に翼は細長く、荒天のときも翼をややたたみ加減にしてスマートに力強く飛び、数日間飛びつづけることも稀ではないほどです。赤道より北の北太平洋に広くすんでいて、日本でも伊豆諸島南部の鳥島、小笠原諸島、硫黄列島、尖閣諸島などで繁殖しています。繁殖期には島へ戻ってきて番い相手と出会い、翼を半ば開いて、向かい合ってダンスを踊り、番の絆を強めていきます。餌は魚類やイカ類などを食べています。集団をつくって繁殖しています。そんな離島の地上でも、海上でも人に出会うことがなく、人を恐れることがないために、こん棒でなぐり殺され羽毛布団にされてきた歴史があります。

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