日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

オオミズナギドリ

オオミズナギドリ

全長 49cm 渡り区分 夏鳥
環境
白系/灰系 季節 春/夏/秋
鳴き声

©℗上田秀雄

音の再生時のお願い

音の再生は、野鳥が仲間の鳴き声と間違う恐れがあるため、屋外での再生はご遠慮ください。
音声を聞く場合は、ボリュームを抑えるかイヤホンで聞いてください。 音を消したい場合は、もう一度タップクリックしてください。

  • 鳴き声は一例です。鳥によって地方差や個体差があり、また異なるバリエーションで鳴く鳥もいます。
  • スマートフォンの機種によっては、音が聞こえにくい場合があります。

苦手なことは、地面から飛び立つこと・着陸すること
得意なことは、木登り・穴掘り
変な鳥

全長49cm。翼開長120cm。体の上面、翼の上面は灰色がかった褐色で、翼の下面は白色。翼角から脇にかけて黒い縦線模様がでます。くちばしは細長めで先端は鉤型をしています。翼を長く伸ばし、ゆったりと羽ばたいたり、風があるときには海上を悠々と帆走するように翼に風を受けて風上へ飛行することもよく行なっています。風が強いと、波形が上下に高くゆれます。海上を飛ぶ様子が薙刀(なぎなた)で水を切るように見えることから、水薙鳥の名が付けられています。海上では軽々と浮き、風のない時にははばたきながら海上を走って舞い上がります。世界的には、太平洋西部の日本とその近海の離島で繁殖し、アジア南部、オーストラリア近海まで分布しています。日本では、北海道松前大島、岩手県三貫島、東京都御蔵島、京都府冠島、島根県星神島、沖縄県仲神島など集団繁殖地の多くは天然記念物として保護されています。食べ物は魚類。一昼夜を飛び続け、1,000km以上も離れた海域へ餌捕りに行くことも普通であるほど、強い飛翔力をもっています。

当サイトの内容、テキスト、画像、音源等の無断転載・無断使用を禁止します。

フリーワードで探す

  • 「日本の鳥百科」内を検索します。
  • ワードの間にスペースを入れてAND検索ができます。

最近チェックした鳥

気になる鳥を見る

「日本の鳥百科」の写真は、「サントリーの愛鳥活動」「サントリー 天然水の森」の現場で撮影したものを中心に構成しています。
写真提供:(公財)日本鳥類保護連盟、野口好博、小山浩幸、柳澤紀夫、小宮輝之 他

鳥を守ることは、
私たちの未来を守ること。
だから、水と生きるサントリーは
愛鳥活動を続けています。

もっと鳥を探そう!