日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

オオハクチョウ

オオハクチョウ

全長 140cm 渡り区分 冬鳥
環境 河川・湖沼/海/農耕地
白系/黄系/灰系 季節
鳴き声

©℗上田秀雄

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親は白鳥、子は灰鳥

全長140cm。翼を広げると225cmにもなります。全身白色で、くちばしは黒色と黄色です。足は黒色。日本では冬鳥で、主に北海道と東北地方北部で越冬しています。北国の長い長い冬の、白い雪の中の白い大きな鳥、オオハクチョウ。家族のきずなが固く、群れになって集まり、他のカモたちと一緒になって春を待っています。シベリアからやってくる、代表的な冬鳥です。
この鳥のお話で忘れられないのは「白鳥の歌」です。ガチョウと白鳥を飼っていた男が、ガチョウのつもりで白鳥を殺して食べようとしました。白鳥は自分の死をさとると、美しくうたいました。男は誤ちに気づき、白鳥は死をのがれました。これはイソップにある話です。日本の古事記では、ヤマトタケルの霊魂がハクチョウになったとあります。これは、世界中にある「白鳥の騎士伝説」のひとつとも考えられています。

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