日本の鳥百科

監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
©illustrated by Masayuki Yabuuchi

アカヒゲ

アカヒゲ

全長 14cm 渡り区分 留鳥
環境 森林
白系/黒系/赤系 季節 春/夏/秋/冬
鳴き声

©℗上田秀雄

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暗い森から春を知らせる大きな声

全長14cm。オスは頭から背、尾、翼の上面は橙色味のある赤色。顔の下半分から胸は黒色、腹は白色です。メスは顔の黒色は無くて、胸腹には灰色のうろこ模様があります。日本の特産種(世界中で日本にしかすんでいない)で、長崎県男女群島、種子島、トカラ列島、奄美大島、徳之島、沖縄県沖縄島(北部)などで繁殖しています。オスの脇腹に黒斑があるのは亜種アカヒゲで、徳之島より北に分布しています。沖縄島北部に繁殖する亜種ホントウアカヒゲは、脇の黒斑をもっていません。また西表島や与那国島には冬鳥として少数が見られますが、これはトカラ列島で繁殖しているものが渡っていることが最近になって解ってきました。声量豊かに「ピッ クララララ・・・」とか、「ピー ピョイ ピョイ ピョイ・・・」などの節で、澄んだ美しいさえずりをもっています。常緑広葉樹のよく繁った森林にすみ、樹洞、崖のくぼみなどに巣をつくります。森林内で昆虫類やその幼虫を主食にしています。地上で姿を見ることが多い小鳥です。

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