
2025年11月23日(日)
「NEGORO 根来 — 赤と黒のうるし」展に関連し、中世の根来塗を研究し、和歌山県の根来の地において産地「根来寺根来塗」復興に尽力されてきた池ノ上辰山氏による講演会を実施しました。塗師のお立場からみた根来について細かくお話しいただき、その堅牢な技法への理解を深めました。
講師: 池ノ上辰山氏 (根来塗師・根来塗曙山会主宰)

2025年10月5日(日)
「幕末土佐の天才絵師 絵金」展に関連し、絵金および絵金派作品を多数所蔵するアクトミュージアムの学芸員で絵金研究を長年続けていらっしゃる横田恵氏による講演会を行いました。絵金の生涯とともに、芝居絵屏風が飾られて賑わう高知の夏祭りの様子やその歴史などを詳しい資料とともにお話しいただきました。
講師: 横田恵氏(アクトミュージアム学芸員)

2025年5月18日(日)
「酒呑童子ビギンズ」展に関連し、3名の講師がそれぞれの専門分野から酒呑童子絵巻についてお話しするリレートークを行いました。「酒呑童子の旅」(江村知子氏)、「響き合う能楽と絵巻」(小林健二氏)、「狩野派と酒呑童子絵巻」(並木誠士氏)と題した約30分ずつのお話で、近年の酒呑童子絵巻に関する研究や、展覧会の見どころなどをご紹介いただきました。
講師: 江村知子氏(東京文化財研究所 文化財情報資料部長)、 小林健二氏(国文学研究資料館 名誉教授)、並木誠士氏(京都工芸繊維大学 名誉教授)

2025年3月2日(日)
「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」展に関連し、本展を監修した富山市ガラス美術館 館長の土田ルリ子氏による講演会を行いました。ガレの人生を追いながら、情熱を注いだ作品の数々や、ガレを取り巻く背景についても詳しくお話しいただきました。
講師: 土田ルリ子氏(富山市ガラス美術館 館長)

2024年12月15日(日)
「儒教のかたち こころの鑑-日本美術に見る儒教-」展に関連し、筑波大学芸術系准教授の水野裕史氏による講演会を行いました。様々な孔子像や帝鑑図の作例をご紹介頂きながら、儒教と美術の関係性を中心にお話しいただきました。
講師: 水野裕史氏(筑波大学芸術系准教授)

2024年10月6日(日)
「没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」展に関連し、静嘉堂文庫美術館・館長/北斎館・館長の安村敏信氏による講演会を行いました。「多賀朝湖」と名乗っていた時期の一蝶が、風俗画家としてだけでなく、俳諧などのマルチな能力を開花させていく様子をお話いただきました。
講師: 安村敏信氏(静嘉堂文庫美術館・館長/北斎館・館長)

2024年9月27日(土)
「六本木アートナイト」は、六本木の街を舞台にしたアートの饗宴で、様々な商業施設や文化施設がアートやパフォーマンス等の多様な作品を街なかに点在させる、東京を代表するアートの祭典です。サントリー美術館では「没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」展に関連し、講談師の神田松麻呂さんによる講談「柳沢昇進録 浅妻船」を上演しました。描いた絵がきっかけで三宅島に流される多賀朝湖(のちの英一蝶)と、江戸で待つ俳諧師・宝井其角の友情談を迫力たっぷりにお話しいただき、展覧会とともに参加者の皆さんにお楽しみいただきました。
出演:神田松麻呂氏(講談師)、撮影:田山達之

2024年7月21日(日)
「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」展に関連し、徳川美術館館長の徳川義崇氏と、徳川美術館学芸部部長代理の吉川美穂氏によるリレー形式の講演会を行いました。大名文化を守り伝えてきた尾張徳川家の歴史や、徳川美術館の所蔵作品について貴重なお話しをいただきました。
講師: 徳川義崇氏(徳川美術館 館長)、吉川美穂氏(徳川美術館 学芸部部長代理)

2024年3月3日(日)
「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」展に関連し、京都府立大学客員教授、茶道資料館顧問の筒井紘一氏による講演会を行いました。有楽斎の交友関係や茶会の記録をはじめとした貴重な資料から、有楽斎の茶の湯について理解を深めることができました。
講師: 筒井紘一氏(京都府立大学客員教授、茶道資料館顧問)

2023年11月15日(水)
幕末から明治への転換期、混沌とする社会の中で様々な芸術が花開き、芝居を題材とした美術や音楽が多く生まれました。本イベントでは、展示作品の中から邦楽との共通の題材の作品を選び、ナビゲーターのいとうせいこう氏と本展覧会担当学芸員、演奏家によるトーク、邦楽曲の演奏をお楽しみいただきました。
出演:いとうせいこう氏、新内志賀氏、常磐津兼太夫氏ほか
制作協力:独立行政法人日本芸術文化振興会(国立劇場)、撮影:渕上勝

2023年11月5日(日)
「激動の時代 幕末明治の絵師たち」展に関連し、静岡県立美術館館長の木下直之氏による講演会を行いました。展示作品を切り口にしながらも、展覧会ではご紹介しきれなかった幕末明治期の彫刻や生(いき)人形などについて幅広い視点からお話しいただきました。
講師: 木下直之氏(静岡県立美術館館長)

2023年8月6日(日)
「虫めづる日本の人々」展にちなみ、法政大学名誉教授の田中優子氏による講演会を行いました。日本の伝統と中国や西欧の影響に言及しながら、虫めづる江戸文化についてお話しいただきました。
講師: 田中優子氏(法政大学名誉教授)

2023年5月27日(土)
淡路人形座(※第19回サントリー地域文化賞受賞)は兵庫県南あわじ市に約500年前から伝わっている淡路人形浄瑠璃を継承しています。今回はアートナイト特別プログラムとして、代表的な演目「戎舞」の上演と、ヴァイオリニスト益子侑氏による楽曲に合わせて人形が華麗に舞う「iZA!」を上演しました。更にアートナイト特別企画として、現地で催されているバックステージツアーや大道具返しの映像上映も行い、淡路人形浄瑠璃の魅力をお楽しみいただきました。
出演:淡路人形座 撮影:渕上勝

2023年4月30日(日)
「吹きガラス 妙なるかたち、技の妙」展にちなみ、ガラス工芸史家の井上曉子氏による講演会を行いました。ガラス工芸の歴史に沿いながら、西洋と東アジアのガラスそれぞれの魅力や明治以降の日本の産業としてのガラスについてお話しいただきました。
講師: 井上曉子氏(ガラス工芸史家)

2022年12月11日(日)
「京都・智積院の名宝」展にちなみ、嵯峨美術短期大学教授の山本英男氏による講演会を行いました。長谷川等伯一門による智積院の金碧障壁画群の解説に加え、等伯の生涯についても詳しくお話しいただき、作品鑑賞への理解が深まりました。
講師: 山本英男氏(嵯峨美術短期大学教授)

2022年10月3日(日)
「美をつくし―大阪市立美術館コレクション」展にちなみ、大阪市立美術館館長の内藤栄氏による講演会を行いました。時代とともに、市民に支えられて築き上げられた大阪市立美術館の歴史やコレクションについて紹介いただき、2025年春に予定されているリニューアルオープン後の展望についてもお話しいただきました。
講師: 内藤栄氏(大阪市立美術館館長)

2022年9月17日(土)
能楽師・山中迓晶氏の作・演出による、「新たなる伝統の胎動」をコンセプトに、様々な伝統芸能の技法を掛け合わせ現代に再構築した古典×現代ダンスパフォーマンスを開催しました。
作・演出・衣装/山中迓晶 撮影・映像/ 那倉幸一
美術監督/午前アム 制作協力/ (公財) 調布市文化・コミュニティ振興財団
出演:山中迓晶氏、山藤恵理氏、松本ユキ子氏 撮影:田山達之

2022年7月17日(日)
「歌枕 あなたの知らない心の風景」展にちなみ、和歌文学・中世文学がご専門の立正大学教授・渡邉裕美子氏による講演会を行いました。いくつかの歌枕を例に挙げて成立から変遷など幅広くお話しいただき、歌枕が引き寄せる重層的なイメージの奥深さを感じられる機会となりました。
講師: 渡邉裕美子氏(立正大学教授)

2022年2月6日(日)
正倉院宝物の精巧な再現模造の数々を一堂に公開する本展覧会に関連し、「螺鈿紫檀五絃琵琶」の再現模造に携わった漆工芸家の北村 繁氏による講演会を開催しました。模造製作のながれや、ご担当された螺鈿や玳瑁の加工を中心に、製作者ならではの視点でお話しいただきました。参加者の方からは、高度な技術を要する作業工程に驚嘆と感心の声が多くあがりました。
講師: 北村繁氏(漆工芸家)

2022年1月26日(水)
天皇陛下の御即位をはじめとする皇室の御慶事を記念し、正倉院宝物の精巧な再現模造の数々を一堂に公開する本展覧会の開幕に合わせ、宮内庁正倉院事務所長の西川 明彦氏による講演会を開催しました。1300年の長い間受け継がれてきた正倉院宝物とその模造事業について、模造制作の意義や伝統技術の継承に対する思いなどをお話しいただきました。
講師: 西川明彦氏(宮内庁正倉院事務所長)

2021年11月28日(日)
サントリー美術館 開館60周年記念展 千四百年御聖忌記念特別展「聖徳太子 日出づる処の天子」にちなみ、四天王寺の一本 崇之氏による講演会を開催しました。太子信仰の中核を担ってきた大阪・四天王寺と太子のつながり、現代まで続く太子信仰の広がりについての貴重なお話をしていただきました。
講師: 一本崇之氏(四天王寺勧学部文化財係主任・学芸員)

2021年11月23日(火・祝)
サントリー美術館開館60周年を記念し、元サントリー美術館主席学芸員の榊原悟氏による記念講演会「思い出すこと」を開催しました。60周年を迎えたサントリー美術館の歴史を振り返るとともに、展覧会開催の思い出や、「生活の中の美」の基本理念のもとに収集したコレクションの裏話などをたっぷりとお話しいただきました。
講師: 榊原悟氏(岡崎市美術博物館特任館長/元サントリー美術館主席学芸員)

2021年10月10日(日)
開館60周年記念展の「刀剣もののふの心」の開催にちなみ、京都国立博物館工芸室主任研究員の末兼 俊彦氏による講演会を開催しました。
展示作品の解説のみならず、幅広い視点から刀剣文化や鑑賞についてお話しいただき、熱心にメモをとるお客様も多くいらっしゃいました。
応募者多数のため追加開催も行い、合計約100名のお客様にお楽しみいただきました。
講師: 末兼俊彦氏(京都国立博物館工芸室主任研究員)
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