
2025年11月24日(月・振休)
中学生・高校生を対象としたサントリー美術館の美術部「サン美美術部」登録メンバー限定で、普段は非公開のお茶室「玄鳥庵」にて特別な呈茶席を開催しました。講師から茶道の心や茶室でのふるまいについて学び、実際に薄茶とお菓子をいただいたあと、隣の人のためにお茶を点ててふるまう体験も行いました。また、開催中の展覧会にちなみ、お菓子のお皿は中世の技法を復興した根来寺塗師・池ノ上辰山氏作の椿皿を使用。茶道の精神を表す言葉「和敬清寂」に触れ、参加者は貴重な体験を楽しみながら、静かなひとときを過ごしました。
講師: 河田宗愛氏(裏千家教授)、当館エデュケーター、協力:目黒東籬庵茶道教室、撮影:田山達之

2025年11月23日(日)
「NEGORO 根来 — 赤と黒のうるし」展に関連し、中世の根来塗を研究し、和歌山県の根来の地において産地「根来寺根来塗」復興に尽力されてきた池ノ上辰山氏による講演会を実施しました。塗師のお立場からみた根来について細かくお話しいただき、その堅牢な技法への理解を深めました。
講師: 池ノ上辰山氏 (根来塗師・根来塗曙山会主宰)

2025年10月5日(日)
「幕末土佐の天才絵師 絵金」展に関連し、絵金および絵金派作品を多数所蔵するアクトミュージアムの学芸員で絵金研究を長年続けていらっしゃる横田恵氏による講演会を行いました。絵金の生涯とともに、芝居絵屏風が飾られて賑わう高知の夏祭りの様子やその歴史などを詳しい資料とともにお話しいただきました。
講師: 横田恵氏(アクトミュージアム学芸員)

2025年8月10日(日)
サントリー美術館で新しく開催した「アートフェスティバル」。小学生以下のお子さまと保護者の方が開館より30分早く入館可能な朝の貸切時間で始まり、閉館時間まで館内でジャンルを越えたさまざまなプログラムを行いました。21_21 DESIGN SIGHT のご協力で開催した「ご近所ミュージアムツアー」では建築をテーマに2館をめぐり、6階ホールでは段ボール製の大きな屛風を装飾したり折り曲げたりして、お子さま連れを中心に賑わいました。他にも、影絵師の川村亘平斎さんによる影絵と音楽のパフォーマンスなど、子どもから大人まで「みんなで楽しむ」バラエティ豊かな一日となりました。
撮影:田山達之

2025年6月1日(日)
中学生・高校生を対象としたサントリー美術館の美術部、略して「サン美美術部」のイベントを開催しました。展覧会を担当した学芸員の解説を聞いて展示を鑑賞し、お気に入りの人物や鬼たちを見つけ、参加者同士で発表しあいました。また、レプリカを使って絵巻物の取り扱いを実際に体験する時間もあり、学芸員への質問もたくさんあがっていました。
講師: 当館学芸員、当館エデュケーター、撮影:田山達之

2025年5月18日(日)
「酒呑童子ビギンズ」展に関連し、3名の講師がそれぞれの専門分野から酒呑童子絵巻についてお話しするリレートークを行いました。「酒呑童子の旅」(江村知子氏)、「響き合う能楽と絵巻」(小林健二氏)、「狩野派と酒呑童子絵巻」(並木誠士氏)と題した約30分ずつのお話で、近年の酒呑童子絵巻に関する研究や、展覧会の見どころなどをご紹介いただきました。
講師: 江村知子氏(東京文化財研究所 文化財情報資料部長)、 小林健二氏(国文学研究資料館 名誉教授)、並木誠士氏(京都工芸繊維大学 名誉教授)

2025年5月5日(月・祝)
中学生以下のお子さま連れの方は入館料が割引になるキッズフレンドリーな時間帯。小学生以下のお子さまと保護者対象に、開館より30分早く入館可能な貸切タイムも初実施しました。展示室ではスタッフと対話しながら「わくわくわーくしーと」のミッションに挑戦していただきました。6階ホールでは、大きな紙で兜を折ったり、色紙等で自由に鬼のかたちを作るなどのワークショップで、お子さまから大人までたくさんの方々にお楽しみいただきました。
撮影:田山達之

2025年3月30日(日)
中学生・高校生対象のサントリー美術館の美術部、略して「サン美美術部」の登録メンバー限定の呈茶席を開催しました。普段は非公開の茶室「玄鳥庵」で、講師から茶道の心や茶室でのふるまいについてお話をお聞きし、薄茶とお菓子をいただいた後には、隣の人のためにお茶を点てる体験も実施しました。参加者たちは緊張しながらも茶室での特別な時間を楽しんでいました。
講師: 河田宗愛氏(裏千家教授)、当館エデュケーター、協力:目黒東籬庵茶道教室、撮影:田山達之

2025年3月20日(木・祝)
中学生・高校生対象のサントリー美術館の美術部、略して「サン美美術部」のイベント。今回は、「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」展を担当した学芸員の解説を聞いて展覧会を鑑賞し、「あなたの部屋に飾るとしたら?」 「万国博覧会で飾るとしたら?」 というテーマで気に入った作品を選び、参加者同士で意見を共有し合いながらガレの作品の魅力にせまりました。
講師: 当館学芸員、当館エデュケーター、撮影:田山達之

2025年3月2日(日)
「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」展に関連し、本展を監修した富山市ガラス美術館 館長の土田ルリ子氏による講演会を行いました。ガレの人生を追いながら、情熱を注いだ作品の数々や、ガレを取り巻く背景についても詳しくお話しいただきました。
講師: 土田ルリ子氏(富山市ガラス美術館 館長)

2024年11月17日(日)、12月1日(日)、12月20日(日)
中高生対象・サン美美術部では、応募してくれた7人の「登録メンバー」が、全3回のワークショップでグラフィックデザイナーと共に小さな肩掛けバッグ(サコッシュ)のデザインに取り組みました。
完成したグッズは期間限定で「登録メンバー」にプレゼントします。
講師: 松尾由佳氏(Nica/グラフィックデザイナー)、当館エデュケーター

2024年12月15日(日)
「儒教のかたち こころの鑑-日本美術に見る儒教-」展に関連し、筑波大学芸術系准教授の水野裕史氏による講演会を行いました。様々な孔子像や帝鑑図の作例をご紹介頂きながら、儒教と美術の関係性を中心にお話しいただきました。
講師: 水野裕史氏(筑波大学芸術系准教授)

2024年11月2日(土・祝)
中学生以下のお子さまをお連れの方は入館料が割引になるキッズフレンドリーな時間帯。「わくわくわーくしーと」のミッションに挑戦して、スタッフと対話をしながら作品鑑賞できる時間です。6階ホールでは、予約不要のワークショップを開催。「雨宿り図屛風」にちなみ、紙で自分の分身を作って飾り、「みんなの雨宿り図」ができました。他にもこの日だけのフォトスポットなど、子どもから大人まで、皆様に賑やかなサントリー美術館をお楽しみいただきました。
撮影:渕上勝
2024年10月27日(日)
中学生・高校生対象のサントリー美術館の美術部、略して「サン美美術部」のイベント。今回は、「没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」展を担当した学芸員の解説を聞いて展覧会を鑑賞し、展示作品の細部に注目。人物や動物のセリフを考えたり、状況を一言で説明するフレーズを考えたりするなど、参加者同士で発見を共有しながら英一蝶の画業と魅力あふれる人物像にせまりました。
講師: 当館学芸員、当館エデュケーター

2024年10月6日(日)
「没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」展に関連し、静嘉堂文庫美術館・館長/北斎館・館長の安村敏信氏による講演会を行いました。「多賀朝湖」と名乗っていた時期の一蝶が、風俗画家としてだけでなく、俳諧などのマルチな能力を開花させていく様子をお話いただきました。
講師: 安村敏信氏(静嘉堂文庫美術館・館長/北斎館・館長)

2024年9月27日(土)
「六本木アートナイト2024」の特別プログラムとして、1Fレクチャールームにてより展覧会鑑賞を楽しむためのデジタルコンテンツ「みどころキューブ(R)」を使ってオリジナルのデジタル展覧会を考えるワークショップを行いました。ワークショップ終了後は、デジタル展覧会を一般公開し、MRゴーグルを使ってより没入感のある体験をしました。
未来の美術館を考えるパネル展示をご覧いただき、新たな視点で美術鑑賞を考える機会となりました。
講師: 当館エデュケーター、企画協力:大日本印刷株式会社

2024年9月27日(土)
「六本木アートナイト」は、六本木の街を舞台にしたアートの饗宴で、様々な商業施設や文化施設がアートやパフォーマンス等の多様な作品を街なかに点在させる、東京を代表するアートの祭典です。サントリー美術館では「没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」展に関連し、講談師の神田松麻呂さんによる講談「柳沢昇進録 浅妻船」を上演しました。描いた絵がきっかけで三宅島に流される多賀朝湖(のちの英一蝶)と、江戸で待つ俳諧師・宝井其角の友情談を迫力たっぷりにお話しいただき、展覧会とともに参加者の皆さんにお楽しみいただきました。
出演:神田松麻呂氏(講談師)、撮影:田山達之
2024年8月16日・17日(金・土)
夏休みの2日間、いつも入館無料の中学生以下に加えて、高校生も無料で入館可能な「中高生サマーミュージアム」を実施しました。さらに8月17日には「よもやま話:“中の人”が語るサントリー美術館のウラ側!?」と題し、サントリー美術館スタッフによる、仕事をテーマにしたトークイベントを実施しました。美術館での仕事の醍醐味や、スタッフたちはどうしてサントリー美術館で働くことになったのか?など、ここだけのお話をお届けしました。

2024年8月6日(火)
夏休み恒例、休館日の特別イベント「まるごといちにち こどもびじゅつかん!」を、事前予約制で、小中学生とその保護者を対象に無料で開催しました。「おしゃべり鑑賞タイム」や、ツアー形式で美術館内をめぐる「びじゅつかんのひみツアー」、自分だけのキラキラ小箱を作るワークショップなどを行いました。さらに今年は第10回を記念して募集した「こどもびじゅつかんレポーター」が展覧会の魅力を伝える記事を作るなど、さまざまなプログラムを通じて、美術館ならではの体験を楽しんでいただきました。
特設ウェブサイトはこちら(終了しました)
撮影:田山達之

2024年7月21日(日)
「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」展に関連し、徳川美術館館長の徳川義崇氏と、徳川美術館学芸部部長代理の吉川美穂氏によるリレー形式の講演会を行いました。大名文化を守り伝えてきた尾張徳川家の歴史や、徳川美術館の所蔵作品について貴重なお話しをいただきました。
講師: 徳川義崇氏(徳川美術館 館長)、吉川美穂氏(徳川美術館 学芸部部長代理)
2024年6月2日(日)
中学生・高校生対象のサントリー美術館の美術部、略して「サン美美術部」の今回のイベントは「サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品」をじっくり鑑賞したあと、展示されているコレクションの中から、自分の「メイヒン」を見つけるプログラムを行いました。最後に自分の選んだ「メイヒン」をシートにまとめ、展覧会担当学芸員やスタッフも交えて、選んだ作品やその理由をみんなで共有しあいました。
講師: 当館学芸員、当館エデュケーター、撮影:田山達之

2024年5月5日(日・祝)
こどもの日、5月5日の10時から13時にキッズフレンドリーな時間「ファミリータイム」を開催しました。展示室内では、お子様向けの鑑賞支援ツール「わくわくわーくしーと」を使って、スタッフと対話をしながら鑑賞するイベントを実施しました。また、6階ホールでは紙やペン、シールを使って、色とりどりの「みんなのこいのぼり」を作ったり、展示中の作品の塗り絵に挑戦するなど、子どもから大人までどなたでもお楽しみいただける機会となりました。
撮影:田山達之

2024年3月20日(水・祝)
中学生・高校生対象のサントリー美術館の美術部、略して「サン美美術部」の今回のイベントは「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」を担当した学芸員のお話を聞き、展覧会鑑賞をしました。「サン美美術部手帳」を活用しながら、「織田有楽斎」の人物像を想像してグループでディスカッションを行いました。各々が展示作品をもとに有楽斎の思いや人柄までイメージを膨らませる機会となりました。
講師: 当館学芸員、当館エデュケーター、撮影:田山達之

2024年3月3日(日)
「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」展に関連し、京都府立大学客員教授、茶道資料館顧問の筒井紘一氏による講演会を行いました。有楽斎の交友関係や茶会の記録をはじめとした貴重な資料から、有楽斎の茶の湯について理解を深めることができました。
講師: 筒井紘一氏(京都府立大学客員教授、茶道資料館顧問)

2024年1月21日(日)
サントリー美術館休館中、中高校生対象のサントリー美術館の美術部「サン美美術部」の課外活動として21_21 DESIGN SIGHTで「もじ イメージ Graphic 展」をガイド付きで鑑賞しました。サントリー美術館で中心に扱う日本美術と、デザインの展覧会は分野が違うように感じますが、繋がる点も多く新しい発見があったのではないでしょうか。鑑賞後は、展覧会を見て自分がどう感じたのかを、文字や文章で表し、デザインやアートについて考えながら交流を深めました。
講師: 当館エデュケーター、協力:21_21 DESIGN SIGHT、撮影:田山達之

2023年11月25日(土)
中学生・高校生対象のサントリー美術館の美術部、略して「サン美美術部」の登録メンバー限定の呈茶席を開催いたしました。普段は非公開のお茶室「玄鳥庵」で、講師から茶道の心や茶室でのふるまいについてお話をお聞きしました。また、実際に薄茶とお菓子を楽しみ、自分でお茶を点てる体験をおこないました。この一瞬一瞬を大切にという心や作法を知り、茶席での特別な時間を過ごすことができました。
講師: 河田宗愛氏(裏千家教授)、当館エデュケーター、協力:目黒東籬庵茶道教室、撮影:渕上勝

2023年11月15日(水)
幕末から明治への転換期、混沌とする社会の中で様々な芸術が花開き、芝居を題材とした美術や音楽が多く生まれました。本イベントでは、展示作品の中から邦楽との共通の題材の作品を選び、ナビゲーターのいとうせいこう氏と本展覧会担当学芸員、演奏家によるトーク、邦楽曲の演奏をお楽しみいただきました。
出演:いとうせいこう氏、新内志賀氏、常磐津兼太夫氏ほか
制作協力:独立行政法人日本芸術文化振興会(国立劇場)、撮影:渕上勝

2023年11月11日(土)
六本木の美術館をめぐり多様なアートに出会う中高生対象ツアーの第2回を開催しました。国立新美術館、森美術館、サントリー美術館をスタッフと一緒に徒歩で移動しながら、展覧会や美術館のお話を聞き、「3館の共通点と相違点」や「アートってなんだろう?」を考えました。
講師: 当館エデュケーター 企画協力:国立新美術館、森美術館ラーニング 撮影:田山達之

2023年11月5日(日)
「激動の時代 幕末明治の絵師たち」展に関連し、静岡県立美術館館長の木下直之氏による講演会を行いました。展示作品を切り口にしながらも、展覧会ではご紹介しきれなかった幕末明治期の彫刻や生(いき)人形などについて幅広い視点からお話しいただきました。
講師: 木下直之氏(静岡県立美術館館長)

2023年11月3日(金・祝)
文化の日、11月3日の10時から13時にキッズフレンドリーな時間「ファミリータイム」を開催しました。展示室内では、お子様向けの鑑賞支援ツール「わくわくわーくしーと」を使って、スタッフと対話をしながら鑑賞するイベントを実施しました。また、6階ホールでは、クレヨンやシール、紙版画などで葉っぱのかたちの紙をさまざまに装飾して壁に貼り、「みんなの紅葉」を作りました。
撮影:田山達之
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