3世紀から7世紀にかけて、ササン朝ペルシャでは王の許へ来貢する周辺諸国への答礼品として、こうしたカットガラス碗が製作された。長い年月を経て一部表面が「銀化」しているものの、もとは良質な透明ガラスで出来ており、美しい素地と均整のとれた亀甲文が、王の威信をかけた高い技術力を表している。アルメニア、黒海沿岸地域、中国新疆、日本の正倉院や伝安閑天皇陵などから出土しており、いにしえの交易の広がりを想起させる。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』サントリー美術館、2018年)
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3世紀から7世紀にかけて、ササン朝ペルシャでは王の許へ来貢する周辺諸国への答礼品として、こうしたカットガラス碗が製作された。長い年月を経て一部表面が「銀化」しているものの、もとは良質な透明ガラスで出来ており、美しい素地と均整のとれた亀甲文が、王の威信をかけた高い技術力を表している。アルメニア、黒海沿岸地域、中国新疆、日本の正倉院や伝安閑天皇陵などから出土しており、いにしえの交易の広がりを想起させる。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』サントリー美術館、2018年)
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