あらかじめ用意しておいた芯(コア)に、ガラスを溶かしながら巻きつけ、器を成すコア・ガラス技法による香油瓶。最古のガラス成形法のひとつを用いている。ガラスは元来、王族などの身の回りを飾るラピス・ラズリやトルコ石の代用品として発展したことから、古代ガラスにはこのように艶やかで色つきのものが多い。羽状文様が極めて繊細である。アラバストロンは古代陶器の一種に起源を持つ名称で、主に香油を入れる容器であった。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』サントリー美術館、2018年)
こあがらす・あらばすとろん
あらかじめ用意しておいた芯(コア)に、ガラスを溶かしながら巻きつけ、器を成すコア・ガラス技法による香油瓶。最古のガラス成形法のひとつを用いている。ガラスは元来、王族などの身の回りを飾るラピス・ラズリやトルコ石の代用品として発展したことから、古代ガラスにはこのように艶やかで色つきのものが多い。羽状文様が極めて繊細である。アラバストロンは古代陶器の一種に起源を持つ名称で、主に香油を入れる容器であった。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』サントリー美術館、2018年)
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