茶箱は外で茶を点てるのに必要な道具一式を収める箱である。蓋表と四側面に連続して縞文を表す。黒漆地に、それぞれ平蒔絵や螺鈿、金貝によって、南蛮唐草文や波文、連珠文、鋸歯文など外国風の様々な文様で縞文を構成する。縞模様は、桃山から江戸時代初期に南蛮貿易でもたらされた東南アジアの縦縞柄の織物によって流行し、南蛮趣味の意匠として染織、陶磁器、漆工などに広く取り入れられた。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』、サントリー美術館、2018年)
しま らでん まきえ ちゃばこ
茶箱は外で茶を点てるのに必要な道具一式を収める箱である。蓋表と四側面に連続して縞文を表す。黒漆地に、それぞれ平蒔絵や螺鈿、金貝によって、南蛮唐草文や波文、連珠文、鋸歯文など外国風の様々な文様で縞文を構成する。縞模様は、桃山から江戸時代初期に南蛮貿易でもたらされた東南アジアの縦縞柄の織物によって流行し、南蛮趣味の意匠として染織、陶磁器、漆工などに広く取り入れられた。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』、サントリー美術館、2018年)
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