すすき くも まきえ くら
前輪と後輪の外側には、向って左から右にかけて穂を付けた一茎の芒を弓形に大胆に描き、その中央に丸々とした一匹の蜘蛛を配している。蜘蛛は、日本では古来、待ち人が来る前兆や吉祥の前兆として尊ばれた。芒は黒漆地に金・銀の平蒔絵と金貝で描き、蜘蛛は金の金貝と赤金の付描で表わす。前輪・城輪の周縁と居木の先端には粗く割った鮑を張詰め、華やかさを添える。居木の裏面には墨書きの花押と、朱漆名があるが残念ながら判読できない。芒の大胆な構図は、狩野永徳筆という下絵が添い豊臣秀吉所要と伝える「葦穂蒔絵鞍」(重要文化財 東京国立博物館蔵)に類似し、製作年代や作者に近い関係が推定されている。(『KAZARI 日本美の情熱』サントリー美術館ほか、2008年)
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