みよ の はる めぐみ の うめぞの
明治天皇と女性たちが梅園を訪れる姿を描く。明治天皇は軍服で、女性たちはバッスル・スタイルと呼ばれる、スカートの後方を膨らませた最新のドレスに身を包んでいる。いずれも花やリボン、レースをあしらった華やかなドレスやヘアスタイルである。女性用の洋装の礼装は、明治19年(1886)に皇后が着用したのが始まりとされるが、右図中央で手を引かれる、薄紫にバラの付いたドレスの女性が皇后であろうか。明治時代には、洋装は欧米社会と対等な外交関係を樹立するための手段として重要視され、外国賓客をもてなす場として建設された鹿鳴館では、舞踏会の出席者には燕尾服やドレスなどの洋装が求められた。本作をよく見てみると、背景の庭にいる男女も洋装であり、政府主導で人々の洋装化を図っていた当時の雰囲気を感じ取ることができる。 同時代に活躍した浮世絵師・楊州周延もまた、明治20年(1887)頃から、風景の中に明治天皇と洋装美人を配した風俗画をよく手掛けており、このような主題に対する人々の関心の高さがうかがえる。(『リニューアル・オープン記念展Ⅰ ART in LIFE, LIFE and BEAUTY』、サントリー美術館、2020年)
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