じょしょく かいこ てわざ ぐさ
蚕が繭となり、糸となって織られるまでを描いた歌麿晩年の連作。一枚ずつ完結した画面ですが、各背景や道具類がつながる心憎い演出がなされました。働く女性が主題ながら、しなやかな姿態、艶のある仕草など、美人画を得意とした歌麿のセンスが随所に光っています。現状はかなり退色していますが、元来「紅嫌い」という落ち着いた色合いでした。また、細部に際立つ彫師・摺師の職人技は必見です。精緻な毛割で彫り出された髪や本図の白眉とも言える衣服の文様を表わした空摺。光の加減を変えると浮かび上がる文様の数々には驚嘆せずにはいられません。本来、浮世絵が手にもって眺められていたことがよくわかります。(『リニューアル・オープン記念展Ⅲ 美を結ぶ、美をひらく。』、サントリー美術館、2020年)
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