とうきょうしんがめいしょずかい するがちょう やけい
満月の夜、月光やガス灯に照らされた駿河町。人々はシルエットで表わされ、どこか夢の中の光景のようです。背景には土蔵造りの三井越後屋や疑洋風建築が見えます。探景と号した清親門下の井上安治(1864-1889)は、師が光線画から離れた後もその画風から離れず、26歳で夭折するまで繊細な作品を数多く残しました。「東京真画名所図解」は絵葉書や写真を思わせるサイズのシリーズで、安治の代表作です。(『リニューアル・オープン記念展Ⅲ 美を結ぶ、美をひらく。』、サントリー美術館、2020年)
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