とうかいどう ごじゅうさんつぎ れいしょばん
揃物名が隷書体で書かれるため隷書版と呼ばれる東海道シリーズのうち、《戸塚》は戸塚宿の西にある大阪を描いた作品です。傾斜の厳しい坂には松並木が続き、旅人や馬が歩を進めています。遠景になるほど人物は小さく表わされ、奥行きのある構図です。右方には丹波山と雪を被った富士の景が広がっています。《水口》は、晴れやかな空の下、牛をひく人物がゆるやかな山道を進んでいます。水口宿近くの美しい松の名所であった平松の美松山が舞台です。透明感のある青空に浮かぶ雲は輪郭線を用いず、西洋銅版画のような緻密な描写です。山々は色調を変化させ立体感と画面に奥行きを演出しています。穏やかな風景が表わされる本図は、じっと画面を見つめていると絵の中に吸い込まれるかのような、不思議な魅力をもつ作品です。(『リニューアル・オープン記念展Ⅲ 美を結ぶ、美をひらく。』、サントリー美術館、2020年)
作品名、作者名、制作地・様式などのキーワードで収蔵品の検索ができます
2025年 1月
2025年 2月
2025年 3月
2025年 4月
2025年 5月
2025年 6月
2025年 7月
2025年 8月
2025年 9月
2025年 10月
2025年 11月
2025年 12月
2026年 1月
2026年 2月
2026年 3月
2026年 4月
2026年 5月
2026年 6月
2026年 7月
2026年 8月
2026年 9月
2026年 10月
2026年 11月
2026年 12月