ぶようず
女方(女形)の役者が舞う姿を描く。額を覆う手拭は置手拭と呼ばれるものである。承応元年(1652)、若衆歌舞伎に対する厳しい禁令が出され、前髪のある元服前の若衆たちは舞台に立つことができなくなったため、歌舞伎の座では、月代を剃った「野郎」と呼ばれる成人男性のみを出演させることになった。前髪は若衆のシンボルであり、月代を剃ることは魅力の幻滅とされていた。そのため野郎歌舞伎においては、容姿の美しさに主眼を置く歌や踊だけでなく、ストーリー性のある科白劇に重点が置かれるようになっていく。女役を専門に演じる女方が現れたのも野郎歌舞伎時代に入ってからであり、男の身体を女に見せる様々な工夫がなされた。頭部の置手拭もその一つで、これが後に帽子のような形に変化し、紫縮緬などで作った「野郎帽子」が生まれた。(『歌舞伎座新開場記念 歌舞伎 江戸の芝居小屋』サントリー美術館、2013年)
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