しちしゅ はい
《七種盃》(No.15)は一見、お茶碗の豪華7点セットですが、実はすべて小さな「ぐい呑み」。抹茶用の茶碗を、酒用のぐい呑みにサイズダウンしたという、洒落た趣向の作品です。 作者は京都の陶工・仁阿弥道八(1783-1855)。道八自身の箱書によると、制作当初は「三島」ではなく「仁清(にんせい)形」の盃があったと言います。おそらく「仁清形」が破損か欠失したため、後に「三島」が補われたと推測されています。 ここで言う「仁清」とは、17世紀の京都の名工・野々村仁清(生没年不詳)を意味します。《色絵七宝繋文茶碗》(No.16)はまさしく、色絵陶器を大成させた仁清らしい華やかな作品です。「仁清形」とは、こうした茶碗を小さくした盃だったのかもしれません。(『リニューアル・オープン記念展Ⅱ 日本美術の裏の裏』、サントリー美術館、2020年)
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