まるすらんでぐぺるすのしょうようめいし
ガレの拠点はナンシーにあったが、ガレにとって重要な顧客がいたのは首都パリであった。ガレ作品のパリにおける販売を請け負う、言わば総代理店を営んだのがマルスラン・デグペルス(Marcelin Daigueperce, 1844–1896)とその息子アルベール・デグペルス(Albert Daigueperce, 1873–1966)である。マルスランは1879年にガレの受託代理人となった。1896年に息子のアルベールが店を継ぐが、彼はすでに1889年のパリ万博の際に父の補佐として終日会場に詰めるなど、家業を手伝っていた。ここに示したのは、マルスランやアルベールにガレが送った自筆のメッセージカードや書簡などである。日付の入っているものもあり、ガレと受託代理人とのやりとりを知るうえで重要な史料である。(『没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ』サントリー美術館、2024年)
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