1904ねんあめりかせんとるいすばんぱくしゅっぴんのためにちゅうもんされたおおたるしょうめんそうしょくのせいさくふうけしゃしん
1904年に開催されたアメリカのセントルイス万博において、フランスのランスを拠点とするシャンパン・メーカーのポメリー社は、容量7万5千リットル、高さ5.5メートルに及ぶ大樽を展示した。この大樽本体はポメリー社の依頼を受けてアルザスの樽製造業者アドルフ・フリュアンゾルツ(Adolphe Fruhinsholz, 1845–1938)が製造したが、大樽の正面装飾はガレの工場が任された。 この写真にはガレ工場での大樽正面装飾の制作途中の様子が写っている。写真中央に石膏でできた巨大な人物群像が見え、その周囲には石膏像をもとに木彫像を制作している人物たちが見える。写真右手で椅子に座して制作の様子を見つめているのが、病に蝕まれつつもこの装飾のテーマを決定したガレである。セントルイス万博の会期中にあたる1904年9月23日、ガレは自宅で息を引き取った。(『没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ』サントリー美術館、2024年)
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