ちょう に ぼたん まつば もよう そめじ かたがみ
型紙は紅型衣裳を染めるための道具であり、美術作品ではありませんンが、一枚一枚の枠の中に緻密に彫り抜かれた模様が表わされ、それだけでも見応えのある世界が広がっています。日本から輸入された奉書紙に柿渋をひき、重ね合わせて型地紙が作られました。その上に下絵を貼って、小刀で突き彫りをして模様を彫り出していきます。型を彫るときには豆腐を乾燥させた台「ルクジュー」を下敷きとします。ルクジューは突き彫りをするのに適度な固さと復元力があり、刃痕が残らず、錆止めの効果もあると言われています。 型紙製作の中で非常に精緻な技術を求められるのが「糸掛け」と呼ばれる工程です。糸掛けと呼ばれる工程です。糸掛けは彫られた模様が落ちたりずれたりしないように糸で枠に模様をとめることを言います。絹針を用いて極細の糸を交差させながら型網の外枠に模様を固定していきました。型紙の細部には肉眼では見えないほどの、とても小さな結び目が確認できます。高度なテクニックが必要で、現在ではほとんど途絶えてしまいましたが、型紙を間近でみるとその繊細さに驚嘆せざるを得ません。また、紅型は布に模様を繰り返して染めるため、型置きがずれないよう極小の印が型紙の一部につけられるなど、一枚一枚に紺屋の知恵と工夫がつまっているのです。(『リニューアル・オープン記念展Ⅲ 美を結ぶ、美をひらく。』、サントリー美術館、2020年)
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