とうせい びじん ぞろい の うち
鏡の前で化粧をする女性の姿を描く。鏡台の手前には白粉を水に溶かす「白粉とき」が置かれ、引き出しの中には白粉を入れた紙包が仕舞われている。鏡の後ろに伏せて置かれた小さな染付茶碗は、内側に紅を塗った紅猪口である。紅は皿や碗、貝殻などの内側に刷かれた状態で売られており、指先や筆で溶いて唇に塗った。また、光に弱いため、伏せて保存された。床には紅入りの歯磨き粉を入れた箱とうがい茶碗が置かれ、歯を磨く房楊枝が上に乗っている。《当盛美人揃之内》のシリーズでは、表題の文字の背景に判じ絵で場所や情景を表すのが特徴であるが、本作ではそれが無くなり、シンプルな赤一色になっている。東京都立図書館本などでは、表題の背景に壺、寝ている人、逆さの蝉、箕、縞の反物、井桁で「つぼねみせ、みじまい」、つまり「局見世」で「身仕舞」をしている遊女であることが示されていた。また本作では、夜具の上に置かれていた枕や、左上の白い枠に記された文字が削られており、何らかの理由で改変が行われた後摺と考えられる。(『リニューアル・オープン記念展Ⅰ ART in LIFE, LIFE and BEAUTY』、サントリー美術館、2020年)
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