えど めいしょ ひゃくにん びじょ はなかわど
《江戸名所百人美女》は様々な身分の女性たちの全身像を中心に配し、江戸名所のこま絵を添えたシリーズで、美人画を三代豊国、こま絵を三代豊国の門人たちが担当している。本作はその内の一枚で、鏡掛に置いた鏡の前で、島田髷に笄を挿そうとする女性の姿を描いている。大ぶりな笄から推測するに、女性は遊女か芸者と思われる。左の二の腕に付けているのは布製の帯にお守りを入れた「腕守り」で、アクセサリーのような感覚で付けられていた。足元の箱には簪や刷毛などが入っており、当時の髪飾りや化粧道具の扱い方が良く分かる。こま絵は弟子の二代国久による花川戸の景で、魚の棒振りと料理屋らしき建物が見える。花川戸は浅草寺の東、大川橋(吾妻橋)の西詰に位置し、川岸には船着場があった。美人画と風景画は浮世絵の人気ジャンルであり、本シリーズではその二つを同時に楽しむことができた。(『リニューアル・オープン記念展Ⅰ ART in LIFE, LIFE and BEAUTY』、サントリー美術館、2020年)
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