なにわ じまん おんな ふうぞく めいぶつ づくし
《浪花自慢女風俗名物尽》は、美人画と大坂の名物を併せて描いたシリーズ。全十図から成り、「福本すし」「天満大根」「駿河屋煉羊羹」「十日戎(えびす)小宝」「胡蘿蔔」蔔「ざこば魚嶋鯛」「大丸呉服店」「小倉屋鬢附元ゆひ」「玉露堂扇」「淀川鯉」を取り上げている。いずれも彩色が鮮やかで、随所に空摺や正面摺を施すなど、手が込んでいる。描かれている女性たちの年齢や身分は様々で、各々に相応しい髪型や髪飾り、着物などを丁寧に描き分けている。図中の説明では髪型についても詳しく記されており、女性たちの風俗に強い関心が寄せられていたことが分かる。 作者の長谷川貞信は幕末から明治時代にかけて活躍した浮世絵師。大坂の茶巾袱紗商・奈良屋の三男として生まれ、四条派の上田公長に入門したが、生家が商売に失敗して没落したため、浮世絵師として身を立てるべく、浮世絵師・歌川貞升の門に入った。とくに役者絵と風景画を得意としたが、本シリーズのような細身の美人画でも優品を残している。(『リニューアル・オープン記念展Ⅰ ART in LIFE, LIFE and BEAUTY』、サントリー美術館、2020年)
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