けしょう まゆづくり くでん かんす ぼん
「化粧眉作口伝」とは、上流階級の眉化粧の仕方やその道具、髪型や衣装について絵入りで紹介したもので、原本は延宝年間(1673~81)の成立とされ、複数の写本が現存している。タイトルには「眉作」とあるが、これは江戸時代に眉が身じまいの代表とされていたためと考えられる。編者の水島卜也は小笠原礼法を学んだ有職家で、とくに婚礼などの内向礼法を得意とし、大名からも重用された。眉毛化粧関係の資料には頻出する人物で、小笠原の諸礼を基礎としつつ、自己流の解釈を加えた卜也の作法は多くの門弟たちによって広められ、武家社会だけでなく、民間にも大きな影響を与えた。No.122(化粧眉作口伝〈巻子本〉)は巻子状の「化粧眉作口伝」で、各所に丁寧な彩色が施されている。No.123(化粧眉作口伝〈冊子本〉)は冊子状のもので、人物の顔の輪郭や胴体を描かず、化粧法の説明に必要な部分のみ挿図に残し、道具の細部を省略するなど、簡略化した描写になっており、実用のために安価に作られたものと推測される。(『リニューアル・オープン記念展Ⅰ ART in LIFE, LIFE and BEAUTY』、サントリー美術館、2020年)
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