はるかのけい くうへ
深見陶治は昭和22年(1947)、京都・泉涌寺の窯元の家に生まれ、京都市工芸指導所専科を修了し、日展を中心に活動を始めた。その後昭和60年(1985)にイタリアのファエンツァで行われた、ファエンツァ国際陶芸展でグランプリを獲得したことを契機に国外にも活躍の場を広げ、国際的に高い評価を得るに至った。 深見陶治の陶芸は、土の質感、焼成による変化、轆轤目、指の跡といった、日本のやきものの特徴とされる不完全な「味わい」や、作者の「手跡」を残さない純粋な造形作品を目指す試みである。そのため、作品制作に泥漿圧力鋳込みという、本来磁器量産のための技法を応用して、緊張感のあるシャープなフォルムを作り上げている。 本作も圧力鋳込みによって製作された天を突く剣を象ったオブジェである。刃は鋭く、滑らかな曲線をいて一部の隙もない作品の姿を形成する。それは空の遥か彼方に向かって空間的な広がりを志向する、作者の宇宙観を象徴するものである。(『リニューアル・オープン記念展Ⅰ ART in LIFE, LIFE and BEAUTY』、サントリー美術館、2020年)
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