きせと りゅうご はないれ
岐阜県東部の美濃窯は、瀬戸の技術を受けて瀬戸同様の製作をしていたが、16世紀後半に独自の茶陶を焼き始める。灰釉に黄土を混ぜて黄色に発色させる黄瀬戸(きせと)もその1つ。腰を絞った鼓を立てたような器形を「立鼓(りゅうご)」と称し、類品では千利休(1522~91)旧蔵と伝える和泉市久保惣記念美術館の蔵品(重要文化財)が著名である。本品は口が裾より大きく広がって、姿に伸びやかさがある。底は周囲を削って中央を高台のように残し、糸切りの条痕をとどめる。黄釉は良く溶けてさらりとして光沢があり、裾の釉溜りは淡緑で透明感がある。釉下には轆轤目を見せる。所々鉄分が吹き出て釉を堰き止め、釉色の薄い線条をつくる。くびれ部に大きな艶のある黒色の鉄斑が見られる。(『日本のやきもの千二百年 奈良三彩から伊万里・鍋島・仁清・乾山』サントリー美術館、2001年)
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