べっこうだい ちょう とんぼ うちわ きくからくさ まきえ くし
平安時代半ば以降に和様化が進んだ蝶文様は、はかなげな印象や、吉祥性によってさまざまな生活の道具にあしあらわれてきた。和歌などと関連することもあれば、単にその造形に魅了されることもあったと思われる。簪や櫛、笄、紅板など女性たちが身に着けるものにも、その様相が見て取れる。例えばNo.28・No.29は、蝶がひらひらと舞う様を活かした簪であある、びらびら簪は、女性の動きにつれて下げ飾りが揺れて、微かな音がする趣が好まれ、若い女性のあいだで天明(1781~89)頃から流行し、文化・文政(1804~30)頃には江戸・京・大阪の三都で流行したという。特にNo.28は鶯、蝶と初春を喜ぶモチーフが取り合わされている。上部に梅と鶯を配し、そのいたを蝶の金具がひらひらと揺れる趣向になっている。(『虫めづる日本の人々』、サントリー美術館、2023年)
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