たからづくしもんつつがきふとんじ
筒描とは紙筒に入れた米糊を布地の上に絞り出して文様を描く染色技法で、江戸時代中期から日本各地に広まった。来客用や婚礼用の特別な蒲団には、筒描などを施した豪華な表地が用いられた。本作は大きな隠れ蓑を背景に、七宝、丁子、橘、筒守、角杯などの宝尽文を筒描で表す。蒲団地に用いられる宝尽文には、人の姿を隠すと言われる隠れ蓑や隠れ笠が中心に据えられることが多く、就寝時の無防備な人を守る意味を込めたと思われる。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』サントリー美術館、2018年)
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