せいじ そめつけ あしさぎもん さら
轆轤成形の後、四方入隅に縁を廻らせる折敷風に型内成形し、底には轆轤で円形高台を削り出す。全体に青磁釉を掛けて畳付のみ釉剥とし、見込には染付けで葦と、翼を広げ片足で立つ鷺の文様を描く。鷺の部分は、染付で描いた後、型紙で覆って白く抜いている。青磁釉の微妙なむらが、画面に味わいを出す。佐賀県有田町に隣接する武雄市の百間窯の跡から類似の技法・文様の陶片が出土している。(『おもてなしの美 宴のしつらい』サントリー美術館、2010年)
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