こぎん刺しは、青森県津軽地方の農村で生まれた江戸時代に遡る刺し子技法です。藍色に染めた麻布の織目を拾って、木綿の白糸で丹念に一針ずつ刺して模様を表します。当初は服の補強や防寒のために施されましたが、次第に藍と白の対比が美しい幾何学的なデザインへと発展していきます。 こぎん刺しの模様は地域ごとに特徴づけられ、弘前市の東の地域のものを東こぎん、同じく西を西こぎん、北津軽の一部のものを三縞こぎんと呼びます。各模様は、吉祥文の紗綾形を表した「さやがた」(《東こぎん 全肩》(No.13))や、蝶を表した「てこなこ」(《東こぎん 全肩》(No.14))などさまざまです。同地の女子は7、8歳になると刺し始め、一人前になるとその妙技を競ったと言います。 こぎん刺しの巧みさはその裏側にも見て取れます。下図は一切なく、頭の中の計算だけで刺繍された丁寧な手仕事をご覧ください。(『サントリー美術館 開館60周年記念展 ざわつく日本美術』、サントリー美術館、2021年)
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