のうしょうぞく あじさい もよう ぬいはく
白の平絹地の背に多数の花を付けた紫陽花の古木が、右裾から立ち上がり左肩へと大きな曲線をみせている。この模様の配置からは、寛文から元禄あたりにかけての小袖意匠にみられた大模様の雰囲気が伝わる。伝統的な模様や技法を重んじる能装束であるが、時代の好みも反映されていたことが窺える。新たな意匠が当時の最高の技法で表わされ、能装束として伝えられてきたことで、日本の染織技法を知る手立てとなっている。この作品の紫陽花の花木からも高度な刺繍技術を知ることができる。縫箔と呼ばれる装束のもうひとつの技法である摺箔は紫陽花の花の下に施されているのが認められる。(『「もののあはれ」と日本の美』サントリー美術館、2013年)
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