にゅうはくしょく えなめるさい もんしょうもん びーかー
ヴェネツィアに始まる模造磁器ガラスは、ヨーロッパの各地で作られるようになった。本作は、磁器を模して作られた乳白色のガラス素地に、スペイン国王カルロス3世(1716-1788/在位1759-1788)の紋章文を、黄、朱、緑、青、黒色のエナメル彩で施したビーカー。器胎背面には、「スペインおよび中南米の国王万歳[VIVA EL REY de Espana y de Las Yndias]」の銘文が赤エナメル彩で描かれている。おそらく、君主への賛美を込めて作られたものであろう。新大陸発見にともない、この地がヨーロッパ諸国にとって新たなる市場になると、ドイツやボヘミア製のガラス器が、スペインのガラス産業と競合、輸出港だったカディスやセビージャで売られていたらしい。中には、本作品のように国王の紋章やカルロス3世名をエナメル彩で書き込んだ乳白色のガラス器が含まれていたという。(『ガラスに描く、光と彩りの2000年―古代エジプトからグラス・アートまで』、サントリー美術館、2002年)
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