いろきせ ぐらう゛ゅーる ていたくもん ふたつき ごぶれっと
ハンガリーでのガラス製作は、14世紀から19世紀にわたって行われていたが、特に近世では、ボヘミアやドイツの影響を受けていた。ステイニングによって銅赤色を被せた後、カットとグラヴュールを施したこのゴブレットは、イギリス流のカットを吸収しつつも、曲線を強調したボヘミアのカットを範としている。厳格なカット装飾がグラヴュールとよく競合し、華やかな印象を与えている点も、ボヘミアン・グラスに通ずるところである。本作品は、カップ側面に設けられた円形窓に、ハンガリー語で「SZINHAZ(劇場)」「KUT(井戸)」「FURDOHAZ(入浴場)」「TEMPLOM(寺)」「HORVATHAZ(クロアチア人の家)」という言葉と、五つの建造物が彫り表されている。ハンガリーでは、1820年代頃から、温泉リゾート地で販売されるガラス器「スパ・グラス[Spa Glass]」を制作していた。温泉地の景観や土地の名所をグラヴュールのモティーフとしたもので、本作品もおそらくその類だと思われる。蓋は金属製。(『ガラスをめぐる4つのアプローチ―技法で見つめる西洋と東洋の名品』、サントリー美術館、2001年)
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