つぼ めい のわき
信楽焼特有の赤茶色の肌は全面に長石の白い粒が吹き出し、白く焼け残った部分も見られます。降りかかった灰は溶けて自然釉となり、一部は滝のように白く流れ落ちています。このように土と炎が偶然に作り出した多くの景色は、見る者を飽きさせません。 本作は内部に稲の籾が残っていることから、種籾を保存する「種壺」として伝わったものと思われます。おそらく数百年にもわたって人間の生活とともにあったのでしょう。そうした日用品の壺に美を見出すようになったのは、ごく最近のことです。それでも本作の多彩な表情に心を奪われてしまうのは、あるがままの姿を美しいと感じる、日本人独特の自然観に重なり合うからなのかもしれません。(『リニューアル・オープン記念展Ⅱ 日本美術の裏の裏』、サントリー美術館、2020年)
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