かめ かいづくし らでん まきえ はい なみ おしどり らでん まきえ はいだい
盃と盃台のセットで造られた酒器である。盃台は、円形に刳った落し蓋をつけるもので、そこに三つ重ねの盃を嵌めることができる。三つ組の盃は婚礼の儀式のいわゆる三三九度に使用されることが多く、意匠の構成もそれにふさわしいものとなっている。盃台の側面には蒔絵で青海波風の文様を描いて、螺鈿と金貝によって鴛鴦をかたどる。その上段には、常緑の松に関する松皮菱形を透かす。盃台の落し蓋も同じ構成要素で、海浜の鴛鴦の文様を表す。盃の見込には、青海波風の波文様と洲浜上に、螺鈿と金貝による亀と各種の貝を表しているが、亀は、長く生きたことにより甲羅に藻をつけた蓑亀であり、亀の中でも特に長寿の意味合いが強い。青海波や亀、貝、そして松皮菱形という慶賀にふさわしい文様が施される中、さらに鴛鴦が表される盃台は、夫婦の契りを交わす儀式を象徴する。永田友治は18世紀前半に活躍した京都の蒔絵師で、尾形光琳に私淑して琳派風の作品を残した。(『「もののあはれ」と日本の美』サントリー美術館、2013年)
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