つぼ かれは
東洋陶磁を模したと思われる器全体に、枯葉が舞い落ちる情景を留めた作品。層をなすガラスのあいだにプラチナ箔を封じ込め、東洋陶磁風に仕上げられたこの器は、まさに「もののあはれ」という日本的な感覚に共通するとして、ガレのジャポニスム的作例の代表に挙げられる一点だ。器には、著書『青い鳥』で名高いモーリス・メーテルリンク(Maurice Maeterlinck, 1862-1949)の象徴詩から「過ぎ去りし苦しみの葉」との一文が刻み込まれている。表面を覆うちりめんのような痛々しいガラスの肌理、乾いた枯葉の表情や舞い散る様、そして詩文が一体となって、心に染み入るような物悲しさを伝えている。陰刻の署名が示すとおり、1900年パリ万博への出品モデル。デュッセルドルフ美術館に、類例が所蔵されている。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』サントリー美術館、2016年)
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