でっぱり と へこみ
ほぼ正方形の板状の熱線反射ガラスを何枚も重ね合わせて接着し、その後ハンドグライダーによって研磨する。これによって出来たなだらかな表面は表題の通り「でっぱり」と「へこみ」を持つ稜線を成しているのだが、ガラスに光が透過すると視覚上で両者は交錯し、確固たる外形を認識することはできない。つまり、「でっぱり」だったはずの部分が「へこみ」となり、「へこみ」だったはずの部分が「でっぱり」となる。そんな錯覚を、家住は楽しんでいるかのようだ。家住は90年代初め頃から、この赤外線を反射し透視を拒絶する熱線反射ガラスを用いて「projection(でっぱり)」シリーズを制作し続けている。素材に挑むのではなく、これと対峙し、光の透過、反射、散乱というガラスの属性を受け入れ、活かし、視覚との狭間で試みを重ねている。(『日本のガラス2000年―弥生から現代まで』、サントリー美術館、1999年)
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