おらんだ はんせんもん ごぶれっと
17世紀以降、オランダは東洋貿易に乗り出し、植民地を増やし、1世紀以上にわたって経済的な繁栄を遂げた。その様子はガラス器の文様にも反映する。海外貿易の成功や戦いの勝利、友愛を讃えるモティーフが、器を巡り、メッセージ性が強調される。ここには、大きな帆船から、人々が荷を降ろす(あるいは積む)様子が描かれ、その下に「商売の繁栄を T. Welvaren van de Negotie」の銘が刻まれる。ただ、この器が作られた頃のオランダは、実際には経済に陰りが見えていた時期である。18世紀後半、イギリスが産業革命を達成すると、ヨーロッパ経済の中心が彼の地に移行、造船以外に自国に強力な経済基盤をもたなかったオランダの危機感をも感じさせる一点だ。(『Drinking Glass―酒器のある情景』サントリー美術館、2013年)
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