しんせいろーまていこく そうとうわしもん ふんぺん
神聖ローマ帝国の紋章である双頭の鷲の羽の下に、当時属国であった公国、地方伯領、辺境伯領、村、城市などを象徴した紋章が描かれている。口周辺には「全領土を含神聖ローマ帝国 Das Heilige Römisch mit Sampt Seinen Gliedern」の銘が施されている。こうした文様は、1510年に最初の類例が文献資料上残っていると伝えられる。1661年(1669年とも)と1683年、ある連合体では、ギルドのマイスター資格習得の課題として、この図像が必須項目とされたという。実際のところ、16世紀から17世紀にかけて、神聖ローマ帝国では争いが絶えず、国内で分裂を繰り返していた。改めて帝国の存在と存続を促すため、こうしたモティーフが選ばれたと言えよう。酒器の形をしているが、政治思想を促すための役割も大きい。(『Drinking Glass―酒器のある情景』サントリー美術館、2013年)
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