しだいげんそもんびーかー
1685年頃、ボヘミアでは、カリを含んだクリスタルガラスが開発された。光の屈折率が高い上、硬いという性質上、エングレーヴィングやカットを施すと、きらめきの図像や文様が浮かび上がる。中部ヨーロッパ地方では、宝石加工師の技術にも助けられて、寓意的、絵画的モティーフが彫り描かれたガラス器が発展した。この器には、宇宙の四大元素(地・水・火・風)の寓意が、女神像を通して描かれている。「地 Erden」は果物籠に肘を掛けて横臥する豊穣の女神、「水 Wasser」は両手で水瓶から水を放つ女神、「火 Feuer」は太陽を戴き、ゼウスの雷の矢を摑む女神、「風 Luft」は鳥を従え、髪をたなびかせる女神によって、それぞれを象徴する。こうした寓意を施した器は、その暗示的意味合いを知っている者にこそ、価値があろう。(『Drinking Glass―酒器のある情景』サントリー美術館、2013年)
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