ぐらう゛ゅーる もんしょうもん れーまー はい
17世紀、一定の形態が出来上がったレーマー杯だったが、18世紀に入ると、器の安定感、食生活の違いなどを鑑み、大きさや形にヴァリエーションが生まれるようになる。また、17世紀後半からの良質なガラスの出現によって、無色透明ガラスにグラヴュールした装飾性豊かなものも現れる。本作品は吹き成形で、大きな碗形のボウルと、ステムからフットに続く太く中空の脚部を持つ。口縁部には葡萄蔓文様が廻り、ボウル正面には菱形文の台座の上に乗った宝冠、背面には組文字で「ES」の文字が精功にグラヴュールされている。1727年の刻銘は制作年であろう。ステムに斜めに配置されたプラントも、実用性が薄れ、装飾的意味合いが強い。大きさ、装飾から見ても、ガラス333、345、434のような日用品としてのレーマー杯とは異なり、祭事や宴席に登場したのであろう。(『ガラスをめぐる4つのアプローチ―技法で見つめる西洋と東洋の名品』、サントリー美術館、2001年)
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