ちゅうけい がた まきえ すずりばこ
漫才やコントで使うハリセンのような形をした硯箱です。この形の元ネタは中啓という扇の一種で、親骨の上端を外へ反らし、畳んだままでも半分開いた状態になるように作られています。中啓は、江戸時代には公家や武家が公の場でもつアイテムとなり、また能や狂言、歌舞伎の小道具としても使われました。 本作の蓋は、裏側に菊花が蒔絵で描かれています。身の中央には硯と墨、左右に筆が付属していますが、中啓という形にあわせて硯は特殊な形をしています。 本作を保管する箱もやはり特殊です。箱と聞けば四角いイメージが浮かびますが、末広がりの台形をしているのです。側面には、柔らかで丈夫な革紐がついています。なお、現在は使用していませんが、本作専用の布袋も付属しています。作品の形に合わせてオーダーメイドされたことがわかる箱と言えます。(『サントリー美術館 開館60周年記念展 ざわつく日本美術』、サントリー美術館、2021年)
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