
『徒然草』は、今から700年くらい前、鎌倉(かまくら)時代末期(まっき)に兼好法師(けんこうほうし)によって書かれた有名な随筆(ずいひつ)です。随筆とは、自分の体験(たいけん)や考えを自由に書いた文章のこと。「徒然」というのはたいくつな様子を表したことばで、「つれづれなるままに」で始まる『徒然草』の最初(さいしょ)の部分には、「たいくつしのぎに、次々(つぎつぎ)に浮(う)かんでくることを書くことにした」という意味のことが書かれているよ。
『徒然草』が多くの人に読まれるようになったのは、書かれてから100年以上(いじょう)も後になってからのこと。江戸(えど)時代になると、『徒然草』の中でも人気のあるお話を絵で表した絵画も生まれました。今回の展覧会(てんらんかい)で初公開する、海北友雪(かいほうゆうせつ)が描(えが)いた「徒然草絵巻(えまき)」二十巻(かん)[サントリー美術館所蔵(しょぞう)]もそのひとつ。この絵巻は、『徒然草』の全部の場面を絵で表しています。これなら、むずかしい文字がわからなくてもお話の内容(ないよう)がわかるね!ほかにも、屏風(びょうぶ)や絵本などの美術作品を通して『徒然草』を"見る"ことができるよ。
昔からたくさんの人に読まれてきた古典(こてん)文学。読むのはちょっとむずかしいな、と思ったら、まずは美術作品で楽しんでみてね!
「徒然草―美術で楽しむ古典文学-」
2014年6月11日(水)―7月21日(月・祝)
■お休み 毎週火曜日
■開館時間 10:00~18:00
※金・土および7月20日(日)は10:00~20:00
※いずれも最終入館は閉館30分前まで
※作品保護のため、会期中展示替を行ないます



